« 18つの重さ | トップページ | 助走距離などは »

きっと今は上り坂

たしか小3のときだったと思う。

担任の先生が病気か何かでお休みで、代わりの先生が来てくれた。あたしの記憶が正しければ、5年生のクラスを受け持っていた男の先生。

その先生が何かの話をしてくれた。話の全体は覚えていないんだけど、そのある一部がずっとずっと心に引っかかって離れない。

人生って坂道みたいなものなんだよ。悪い方向に下っていくときもあれば、いい方向に上っていくときもある。坂道と同じで、下りは楽だけど上りはつらい。何でもうまくいってるときって、ホントは悪いほうに下ってるときなんだって思って注意してたほうがいい。反対つらくてつらくてしょうがないってとき。そういうときは上り坂なんだ。物事がいいほうに進んでる証拠。そこを上りきれば必ずいいことがある。急で長い坂ほどつらいけど、そのぶん達成感があるし喜びも大きい。これから生きててつらいって思うことがあるかもしれない。だけどそれをただつらいと思うんじゃなくて、今は上り坂なんだ、これを上ればいいことがあるんだって信じてほしい」

小3の子供にはあんまり実感が湧かなかった。でもその後10年経つ間に、あたしは何度もこの話を思い出した。いつからかつらいと思う度に、今は上り坂なんだって自分に言い聞かせるようになった。そうすると少しだけ楽になって、もう少し進んでみようって気になる。

何故あの先生がこんな話をしたのかはわからない。その先生自身こんな話をしたことすらもう覚えてないかもしれない。でもこの話のお陰で救われてる人がここにいるんだから、少なくとも意味がなかったわけではないと思う。あたしって話し甲斐のある生徒じゃんよ。

 

で、何がそんなにつらいのかっていうと。
たぶん傍から見たらどーでもよさすぎるようなことばっかり。

 

|

« 18つの重さ | トップページ | 助走距離などは »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: きっと今は上り坂:

« 18つの重さ | トップページ | 助走距離などは »