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目撃、五月一日火曜日 the Emerald Green

ふと外を見やると、ちょうど東の空(といってもかなり北寄り。さすが緯度が高いだけある)が白み始めるところだった。まだ大部分は夜の色、星をいくつも散りばめていて流れ星の気配すらした。でも東からは確かにエメラルドグリーンの気配が近づいていた。少しずつ少しずつ陽が近づき、その白いベールが境界線をもたぬもやとなって、しかし着実に夜を西へ西へと押しやってゆく。鳥たちがそのカラダ、全身全霊をかけて自分の存在を誇示している。鳥だけじゃない。あたしを取り巻く全て、植物も動物も水も土もそして空気も。地上はまだ闇色に包まれて空の一部分だけが光っていて、それが乱反射しあって地上のカタチあるものの輪郭をぼんやりと輝かせる。そんな中で生命が、はちきれんばかりの雄たけびを上げる時間。曖昧な時間に凝縮された莫大なエネルギーの群れ。あたしは圧倒された。そして、音ではない叫びを身体全体で奏でた。人の気配は全てこのエネルギーの奔流にかき消されて聞こえない。飛行機雲が流れ星か彗星みたいに見えた。世界は、こんなにも美しい。

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